発端
2025年、ある店の閉店整理で出てきた一本の枠が発端でした。製造元も年代も判然としないその眼鏡を囲んで、数人が半日かけて議論した——それが当会のはじまりです。以来わたしたちは、眼鏡を「道具」ではなく「装置」として扱っています。
CREED / 綱領
当会がなにを見て、なにを残し、なにを残さないのか。その取り決めです。
2025年、ある店の閉店整理で出てきた一本の枠が発端でした。製造元も年代も判然としないその眼鏡を囲んで、数人が半日かけて議論した——それが当会のはじまりです。以来わたしたちは、眼鏡を「道具」ではなく「装置」として扱っています。
会の中心にあるのは観測です。透過率、反射色、歪曲、逆光時のゴースト。数値で測れるものは測り、測れないものは言葉にします。観測の結果は観測誌として不定期に公開されます。
会合の記録には、公開・部分開示・非開示の三段階が定められています。判断は都度、席上で行われます。伏せられた箇所について外部から問い合わせを受けても、当会は回答しません。これは秘匿のためではなく、記録の精度を守るための取り決めです。
公募はありません。会員一名の推薦をもって席が用意され、審査を経て加わります。人数、氏名、席次はいずれも公開していません。
視界は補正された結果であり、事実そのものではない。度数も色も、選択の産物である。
一本のテンプルには、時代と製法と誰かの手が畳み込まれている。読み解くのは会員の務め。
透過率、反射色、逆光時の像。観測は数値と言葉の両方で残す。
席次、名簿、集会の子細。外へは出さない。記録は開示水準に従って公開される。
GLOSSARY / 語彙